フジテレビ系列で2021年1月12日から放送を開始したドラマ『青のSP』。毎週火曜日9時〜の放送となっています。
文科省のスクールポリス制度の受け入れをした赤嶺中学校に配属された主人公の嶋田隆平が学校で巻き起こす、スクールエンターテイメント×警察官の新感覚のドラマです。
この記事では、藤原竜也さん主演の『青のSP』のあらすじを紹介していきます。
ネタバレを含みますので、閲覧に注意してください!!
目次
キャスト紹介
新火曜ドラマ『青のSP』の主要キャストを紹介します。
- 藤原竜也
- 真木よう子
- 山田裕貴
- 泉澤祐希
- たくませいこ
- 渋谷謙人
- 智順
- 兒玉宣勝
- 金沢雅美
- 音尾琢真
- 石井正則
- 須賀健太
- 遠藤雄弥
- 明日海りお
- 峯村リエ
- 升毅
- 山口紗弥加
- 高橋克実
第1話 あらすじ
文科省の新しい制度であるスクールポリス制度を受け入れた赤嶺中学校にやってきた警察官「嶋田隆平」(藤原竜也)は、「この学校の生徒に守る価値があるのか」を知りに来たと意味深な発言をして、学校での業務を開始する。
そんな折に数学教員の一ノ瀬の挑発を受けて、真田という生徒が教室で暴れるという事件が勃発し、嶋田は真田を逮捕し警察署に引き渡す。
その逮捕の場面がSNSで拡散され学校は対応に追われる。それに加え、騒動の発端となった一ノ瀬のいかがわしいお店への出入りの動画も拡散され、学校は大騒ぎになる。
そんな中、警察やSNSへの投稿の犯人「ブルーナイト」を探す浅村(真木よう子)は、元同僚の三枝から、嶋田は捜査一課のエリートで、自分から志願して学校に赴任したということを聞かされる。
捜査を続ける嶋田は、ブルーナイトの正体は収賄容疑で捕まった官僚の関係者であるということを突き止める。官僚の娘の親友であった生徒の三村は、親友の自殺を受けて、ネットで復讐をしようと決心したという。
教室で事情を聞いていた嶋田だが、三村に恨みを抱いた暴漢が学校に侵入し、三村を探しているという。暴漢の前に三村を連れ出した嶋田は、「落とし前をつけろ」と三村を暴漢の前に押し出す。
間一髪のところで、三村を救い、暴漢を取り押さえた嶋田に対し、三村は反省の言葉を口にし、両手を差し出すが、嶋田は手錠はかけずに、三村を連行するのであった。
ひと段落ついて、ほっとする浅村に、嶋田は、この学校には何か隠されていることがあるようだと話をして、この回はエンディングとなる。
一体、赤嶺中学校に隠されていることとはなんなのだろうか。
第2話 あらすじ
スクールポリスの制度が始まって、1週間が経ち、生徒たちもその存在に慣れ始めていた。
そんな折、妊娠中の教師水野楓のデスクの引き出しに、ハツカネズミの死骸が入れられるという事件が起きる。
学校現場では、妊娠している水野を快く思っていない人間も多く、それによる嫌がらせではないかと、浅村は憤る。
一方、教室では水野に嫌がらせをした犯人探しで騒ぎが起きる。
そんな中、嶋田は、犯人探しに水面下で動き始める。
同時に赤嶺中に現れる「亡霊」についての話も少しずつ情報が集まってくる。「亡霊」の正体は1年前に事故死した音楽の教師、小川ではないかというのである。
翌朝、生徒の大林の母親が乗り込んできて、騒ぎが起きる。その様子を見て校長は「すぐに育休をとってはどうか」と提案するが、逆にできるだけ出産に関する休みを短くすると宣言する。
嶋田は生徒の大林が友人に頼んで、水野の引き出しにマウスの死骸を入れたことを突き止め、その場で暴れた大林を逮捕し、連行する。
水野は生徒との向き合い方に反省し、翌日大林と話してみると、浅沼に伝える。
しかし、翌日の給食の時間、水野の水筒の中に流産を誘発するハーブが入れられ、水野は救急車で運ばれる。
なんとか流産は免れたものの、事の重大さに感情的になった浅村は、大林にハーブを入れたのは大林ではないかと問い詰める。
しかし、大林は水野を守ろうとしていただけで、犯人ではないと嶋田が説明し、本当の犯人を捕まえに向かうというので、浅村も嶋田に同行し、後を追う。
病院を出た水野は、帰り道に犯人に襲われるところに間一髪で、嶋田が助ける。なんと犯人は副担任の青木だった。
青木は、偽造免許で採用されていた教師で、少しでも長く教師をやりたくて、水野に産休をとってもらおうとして一連の犯行行っていたのである。
翌日、全校集会で青木の懲戒免職が発表され、騒然とする生徒たちに嶋田は、演説をし騒ぎを納める。
そして、嶋田は浅村に音楽教師の小川の事故について尋ねるのであった。
第3話 あらすじ
パソコンルームの備品が盗まれ、オークションサイトに出品されていた!!
嶋田は犯人は学校内にいると断言し、犯人探しを始める。
水野は、嶋田が来たことで、何となく受け入れていたおかしなことにライトが当たりうみを出していけるのではないかと期待感を口にする。
一方、浅村は嶋田に聞かれた「小川先生の死」について頭の中を反芻させているのであった。
嶋田も何か小川に関係がありそうなシーンが映し出されるが・・・
翌日、購入した盗まれた備品が発送されたという情報は入り、嶋田は学校内全員の指紋を取ると言い出した。
指紋採取が行われる中、中村という生徒が気が触れたように暴れはじめ、校舎から飛び降りそうになり嶋田に止められ病院に運ばれる。
病院で、薬物仕様の可能性を指摘する嶋田に教師2人は流石にそれはないだろうと言うが、備品を転売した金かもしれないと頭を過ぎる。
その頃学校では、別の生徒もおかしな様子で校庭を服を脱ぎながら走り回り、気を失って倒れていた。
しかし、病院で目を覚ました中村は、嶋田に「クスリをやったのか?」と聞かれ、「やっていない!!」と嶋田の腕を強く掴むのであった。
3人の生徒の共通点はサッカー部であるということから、サッカー部は無期限の活動停止になるが、嶋田はその様子を見て、サッカー部はハメられてのではないかと考え、以前逮捕した生徒2人にサッカー部に恨みがある人間を調べるように頼んだ。
その生徒2人からの報告を聞き、角田と佐々木に目星をつけた嶋田は、届いた備品の指紋を調べる。
指紋が角田のものとは一致せず、佐々木の指紋を調べようとしたが、佐々木は逃げ出す。仕方なく、佐々木の持ち物から指紋を採取し、その指紋が備品からでた指紋と一致ため、佐々木が備品を盗み、サッカー部のボトルに薬物を仕込んだのではないかという疑いが一気に高まった。
指紋採集に使ったノートをみた嶋田は、再び生徒に何やら調べごとを頼む。
そんな中、逃げ出した中村を探す浅村は、サッカー部のOBが勤めるスポーツ店に訪れ、最近の佐々木の様子を尋ねる。分からないと答えるOBであったが、怪しげな買い物客が来たことや、異様に汗をかく彼の姿を見て、怪しいと感じた浅村はその場を立ち去ろうとするが捕まってしまう。
間一髪、嶋田が現れ、OBを拘束し浅村はことなきを得た。さらに嶋田は店内を調べ、サッカーボールの中から薬物を発見する。
その夜、嶋田は佐々木の自宅前で、帰ってきた佐々木を待ち伏せ、ノートの中身の確認をする。
その後、学校に忍び込みバトミントン部のスポーツドリンクにクスリを仕込もうとしていた女子生徒の長田を、嶋田と浅村は見つける。
長田は、佐々木に好意を抱いており、佐々木に断られたことで、ストーカーのようになっていたのである。
そこで、OBが薬物を売っているのを知って、佐々木の復讐を中村にすることにしたのだった。
結局、学校の備品を盗んだのは、佐々木であり、むしゃくしゃして行ったと、自分から謝罪したので、お咎めなしという形になったのであった。
浅村は担任なのに、この状況に気づけなかった自分に酷く動揺する。
一方、音楽室で嶋田は、小川の死の真相を知りそうな女子生徒と対峙するのであった。
第4話 あらすじ
女子更衣室が盗撮されていた!!
嶋田は指紋を前科者と照合するが該当者はいなかった。三枝(山田裕貴)からは内部の犯行ではないかと指摘される。
涌井美月(米倉れいあ)は1ヶ月ぶりに登校してきたのが、過去に教師からセクハラを受けたと騒動になったことのある生徒であった。
犯人の候補として上がってきたのは、退職した美術教師の岡部(遠藤雄弥)であった。この岡部こそ涌井にセクハラをしたとして、問題になった教師であった。
盗撮された動画がネット上にアップロードされているという情報を生徒からもらい、そのアップロード元をたどったところ、嶋田はネットカフェで動画を投稿した男を犯人として逮捕することに成功した。
犯人の男は、生徒の今井の兄だった。今井は同性ながら盗撮した女子生徒に好意を持っており、好きな人の動画が欲しいと盗撮していたのだった。
その盗撮した動画を兄が勝手に盗み出し、ネットに投稿したのであった。
嶋田は「小川先生を殺した」と告白した奈良橋という女子生徒と話をしていた。
奈良橋は、入学式以来なかなか授業に出られずに音楽室で過ごしていたという。小川先生は、亡くなる直前、何度も岡部先生と校長室に呼び出されていたと嶋田に伝えるのであった。
一方、これ以上カメラが仕掛けられていないかを確認するために、校内を回っていた柴田と浅村は、男子バレー部の部室の前で、教師の澤田と男子生徒の菊池が出てくるところに遭遇する。
嶋田は、涌井美月にセクハラの件で教師の小川と岡部が揉めていたことを何か知らないかと聞く。「小川先生が死んだのは本当に事故死だと思うか?」と嶋田は涌井に尋ねるがその答えを聞けないまま涌井はその場を立ち去った。
その様子を陰からみていた校長(高橋克実)は「1年前のことをほじくり返すようなら嶋田を学校から排除する」という旨の連絡を浅村に入れ、何かあったら報告するように指示を出していた。
赤嶺中学校の教師たちはやはり何か隠しているようだ。
そんな時、生徒の菊池が浅村と廊下でぶつかり、過呼吸になり倒れてしまった。
保健室に運ばれた菊池に、保健室の教員が「女性が怖い?」と聞かれ、「澤田先生から体をさわされて、女性が怖くなった」という告白をする。
澤田は菊池を脅してセクハラを繰り返していた。
浅村は嶋田に澤田のセクハラの件をなんとかできないかと相談するが、被害届を出さないと動けないと突っぱねられ、「私がなんとかする」と啖呵を切ってしまう。
一方、嶋田は岡部の行方を追って三枝に探るように頼んでいた。
浅村はバレー部の生徒たちに菊池を助けるように頼むが、誰も同調してくれず、澤田にも感づかれてしまう。
浅村のサポートを利用して、その日、菊池は澤田から逃げることに成功したかのように思えたが、下校の途中で待ち伏せしていた澤田に捕まって、再びセクハラを受けてしまう。
翌日、セクハラの場面を録画したDVDが浅村の机の上に置かれており、ついにバレー部員たちは警察にセクハラの事情聴取を受けに向かった。
部活に来ない生徒たちを探す澤田に、浅村は自首するように進めるが、逆上した澤田に殴りかかられてしまう。そこに間一髪、飛び込んできた嶋田に、ついに澤田は逮捕されセクハラ騒動は解決をみるのであった。
盗撮をした今井や菊池が通常の学校生活に復帰していく様子を見守る嶋田に、浅村は「何をするために学校に来たのか?」と尋ねる。
そんな浅村に、嶋田は逆に「何をこそこそ隠しているんだ?」と問い返し、亡くなった教師小川の死の不審点について語り始める。
小川の死の真相とはどのようなものなのか?少しずつ明かされていく情報が最後にはどう繋がるのかが非常に気になります!!
第5話 あらすじ
男子バスケ部ではイジメが行われていた。
アレン徳川にレギュラーを取られたことを腹いせに、市川と西田という生徒からイジメを受けているでのあった。
そんなアレンに涌井が話しかける。2人ともクラスに馴染めずにいるようであるが、アレンは涌井に「イジメられるのは慣れている」と言うのだった。
教師たちがアレンに手を差し伸べようとするが、アレンは余計なことをしないで欲しいというばかりであった。
一方、岡部の行方を探す嶋田は、浅村や三枝を使って調べるのであったが、ある中学校を最近退職した後は足取りが分からないようである。
その夜、校長は教育長の元を訪れ、「嶋田が音楽教師の死因を探しているようだ」「交代させてはどうか」と伝えた。しかし、教育長の反応は芳しいものではなく、もう少し様子をみようと言われてしまう。
そんな中、ある夜に市原が何者かに暴行を受ける。
嶋田と三枝に事情を聞かれた市原は、アレンにやられたと主張する。
市原からメッセージがきた西田は、アレンになぐりかかりわめき立てる。
市川を暴行したのは、アレンがつるんでいる地元の外国人たちだった。つるんでいる外国人たちは、アレンにもう学校に行く必要はないと伝え、アレンは学校を欠席するようになる。
そんな中、半グレの外国人たちがアレンにあるカバンを運ぶように頼む。カバンの中には偽のブランド品が入っていた。彼らは売り捌いて、儲けるのだという。
アレンはカバンを運んでいる途中で、西田たちと遭遇する。西田たちはアレンからカバンを奪い取り、川に流してしまう。
翌日、半グレの外国人たちに西田は拐われてしまう。
浅村は、涌井にアレンの居場所の心当たりを聞き、アレンと話し合う。
その頃、西田は廃工場で外国人たちに暴行を受けていた。その現場に駆けつけた嶋田と三枝は、グループと交戦状態になる。その最中に、グループのリーダーが、西田に割れたビンを突きつけ、嶋田たちを抵抗できない状況にして、その場に火を放ち逃げていく。
火の中で、取り残される西田をアレンが飛び込み助けに行く。結局、西田もアレンも助かり、半グレグループも警察に逮捕され一件落着となった。
その翌日、嶋田の元に三枝から、元美術教師の岡部の居場所がわかったと連絡が来る。
浅村が嶋田に、小川との関係について尋ねると、嶋田は「愛していた」と答えた。
小川と嶋田は恋人関係であったのだ。
第6話 あらすじ
元美術教師である岡部の住所を知った嶋田は、岡部の住居を訪れていた。元音楽教師の小川との記憶が反芻していた。
一方、職員室では若手教師の新津に多くの仕事が押し付けられていた。
結局、嶋田はその日は岡部に出会うことができなく帰宅していた。
新津の同期の柴田は心配して、仕事を押し付けている教師に注意をしたが、あしらわれてしまった。それどころか新津は、柴田に要らないことを言ったと、更なるハラスメントにあってしまっていた。
柴田は嶋田に泣きつくが、嶋田は民事不介入だと言い断られてしまう。
新津は生徒にも教師にも舐められて精神的にも参っている様子であった。
再び嶋田は岡部の元を訪れたが、岡部は引っ越してしまっていた。
再び、嶋田は三枝に岡部の所在を捜索するように依頼するが、その時に新津がひったくりにあったという話を聞く。
新津がひったくられたカバンの中にあった資料から、個人情報がネットに流出してしまい、教師たちはその対応に追われることになる。
仕事を終わらせるためには、持ち帰るしかなかったと言う新津に、言い訳するなというパワハラをした教師たちであったが、更なる嫌がらせを続けた結果、新津は屋上に出て飛び降りようとする。
騒ぎが起こり教師たちが新津側に回ることになり、学校側も業務量の削減への対応をすると、校長は宣言する。
新津と柴田の企みであると知っていた嶋田は今回だけは見逃してやると2人に告げ、騒ぎは終わり、新津も今後はパワハラに屈しないと相手方の教師たちに宣言するのであった。
三枝から岡部の新たな所在を聞いた嶋田は、岡部の元を訪れる。岡部は小川の死の真相は知らないようであったが、涌井へのセクハラについて新たな情報が出てくる。
岡部はセクハラでなく、女子生徒の涌井を暴行しようとしていたのである。そしてそれを、校長、浅村、小川の3人で隠蔽していたというのである。
そして、1人で音楽室でたたずむ嶋田に、小川と浅村が言い争っている場面の録音ファイルが何者かから送られてくるのであった。
嶋田は恋人の死の真相に徐々に近づいているのであろうか。
第7話 あらすじ
嶋田は恋人の小川の死に関係していそうな浅村の過去の情報を探っていた。
そんな頃、教室では深山という生徒の様子が最近おかしいと、浅村が心配していた。
深山の母親はホステスをしていてネグレクトではないかという憶測も出ていた。
心配した浅村は深山の家に行くが、深山に追い返されてしまう。
深山の母親は、やはり深山と深山の祖母を置いて家を出ていっており、深山はお金もなく飲むや食わずの生活を送っていたのであった。
一方、嶋田は浅村の過去を調べるために、有給休暇をとっていた。
代わりに学校にきた三枝は、この日も遅れてきた深山と話をし、やはり母親が失踪していたことを知った。
放課後、母親を探しに出た三枝と浅沼は、母親が以前勤めていた店で、母親を発見し、家に帰るように説得するのであった。
その頃、家の前で待ち伏せしていた取立て屋に襲われた深山は、近くのコンビニで万引きを見つけられ、店員ともみ合って店員を押し倒してしまっていた。
コンビニ強盗の通報を受けて、現場へ向かった三枝は監視カメラの映像を見て、容疑者が深山だということを知るのであった。
調べを終えて学校へ戻った嶋田は、浅村を過去の自殺未遂の話を皮切りに問い詰める。小川の死の真相は分からず仕舞いであったが、嶋田は浅村に以前の学校の校長が「どんな時も周りの人間のために最善を尽くせる人間だ」と評していたと伝え、小川が「本当にこのままうやむやにしていいのかな」と語っていたという新しい情報を聞き出す。
その時、三枝から浅村と嶋田の元に連絡が届き、3人は深山を探して奔走する。
深山は祖母を連れて川へ向かい、祖母に「人を殺してしまったが、逃げるのにもお金もないし、おばあちゃんをほって置けない」と一緒に入水自殺をすることを告げる。
深山の祖母もそれを受け入れ、深山は祖母をおぶりながら川に入っていくのであった。間一髪そこに間に合った嶋田たちは、なんとか深山を引き戻し、三枝がコンビニの店員も死んでいないことを深山に教えるのであった。
深山はそれを聞いて、心を撫で下ろし、駆けつけた母の胸の中で涙を流すのであった。
嶋田はその後、借金取りを締め上げ、もう手を出さないようにさせたのであった。
その夜、学校に戻った浅村と嶋田は、嶋田に送られてきた小川と浅村の会話はどこで行われたものなのかを尋ね、職員室で盗聴器を発見するであった。
第8話 あらすじ
誰が、何の目的で、小川と浅村の会話を盗聴していたのか、それを何故嶋田に送ったのか、小川の自転車のブレーキを切ったのは誰だったのか。
一方、野球部の顧問の阿部は野球部の試合でグラウンドにいた。ピッチャーの矢島という生徒にレーザーが照射され、打球が頭部にあったって脳震盪を起こしてしまっていた。
翌日、矢島の両親が、週7日休みなく部活をしていたことの説明を求めて学校に押しかけていた。いわゆる「闇部活」と言われる状態になっていたようであった。
学校でも、矢島の件が話題になっていた。調査を開始した嶋田は、阿部や矢島が恨みを買っていないかを、生徒や浅村に尋ねるうちに、阿部が恨みを買っているという方向で調べていた。
学校では、一時的に野球部の指導を外部の指導者に委託することで一旦話をつけていた。
嶋田は昨年、野球部で熱中症になった生徒が帰宅時に交通事故にあって怪我をしていた。その後、その生徒は不登校になっていた。
生徒に阿部の調査をさせていた嶋田であったが、阿部へ恨みを抱いていた生徒は見つからなかったという報告を受けた。
行き詰まった嶋田は、事故にあった榊という生徒に会いにいくのであった。そこで話を聞いた嶋田は、榊が何かを隠していると確信し、「何を隠している?」と問い詰めるのであった。
すると、「殺される」と小さい声で話した榊は、顧問の阿部が帰った後、黒石という先輩らがしごきという形で後輩をいびっていた。
職員室で、阿部に先輩たちの話を聞こうとした嶋田に、校長は余計なことをするなと制止するのであった。
その頃、三枝はレーザー照射の犯人を突き止め、取り押さえていた。犯人のニムラという男は、榊の母親からの依頼で犯行をしていた。榊の母親は、阿部への恨みから依頼をしていたのであった。
阿部から黒石の連絡先を聞き、黒石のもとを訪れた嶋田は、黒石を問い詰めようとするが、その時三枝から、連絡が来て、松田という男がネットから盗聴器のデータを送ってきた犯人だと知った。
なんと、松田はその場におり、逃走を図ったので嶋田は、追いかけて取り押さえて事情を聞き出した。
何とその松田に小川の自転車のブレーキを切るように、教唆していたのは校長の木島であった。そのことを知った嶋田は、校長室に殴りこみ、殺意剥き出しで襲いかかるのであった。
木島を殺す勢いであった嶋田であったが、間一髪、三枝が学校に到着し、木島を逮捕し、嶋田をなだめるのであった。
大騒ぎになる学校であったが、尾崎と涌井という生徒は何やら隠しているようであった。
第9話 あらすじ
前回、木島校長は逮捕されたが、小川が何を考えていたのかという謎は残った。
そんな中、尾崎教育長が赤嶺中学に現れた。
自分の顔に泥を塗ったと嶋田に嫌味をいい、木島の代わりに副校長に校長代行をするように伝えた。
一方、生徒たちは3者面談をする期間に入っていた。
嶋田は、涌井の事件に裏があると考え、操作を続けていた。
もちろん、浅村のクラスも3者面談が始まっており、井上と相良という女子生徒は親の希望と本人の希望が食い違っているようであった。
2人の母親は自分の希望を子供に押し付けているような印象であった。「あなたのため」という呪いの言葉を呟く2人の親の存在に、浅村たちも受験勉強への影響の心配をしていた。
その夜、嶋田は収監されている木島と話していた。やはり何かを隠しているようであった。
浅村は、進路指導に悩みを抱えていることを嶋田の横でつぶやいていた。それに対し嶋田は、「小川なら生徒の味方でいてやれというだろうな」と浅村に声をかけたのだった。
相良は、英語の授業を拒否し、保健室で自習をしていた。職員室ではその原因が母への反発だと考えられないかという話が出て、浅村は相良と2人で面談をしてみるのだった。
その中で相良の希望や母への不満を聞き、職員室での予測が間違っていなかったことを確信した浅村は、相良にスピーチコンテストに出て、頑張りを母親に伝えることを提案した。
その日の放課後、涌井の3者面談では、涌井に気に入らないことを言われた涌井の父親が涌井に殴りかかろうとしていた。そこを嶋田はとり抑え、「暴行事件の時によく、この父親が黙っていたな」と疑問に思う。
浅村は、おそらく父親には事件のことが知らされていないのではないかと語るのであった。
自宅に戻った涌井と母親の会話から、やはり父親には事件の件は伝えられていないようであった。
気になった嶋田は休日の涌井を追跡した。図書館で涌井と尾崎が仲良くしているのを見かけ、2人の関係を生徒や浅村に尋ねていた。
すると、教室で2人で話しているのは、ほとんど見た事はないとの話であった。浅村は、事件があった時、尾崎は現場にいたという証言を嶋田に伝えるのであった。
元教師の岡部は、事情聴取を受けたことで、過去の事件のことがバレ、職も婚約者も失ってしまった。
一方、女子生徒の尾崎は、高級そうなレストランを訪れていた。尾崎は尾崎教育長の隠し子であった。
夜の警察署では、嶋田と三枝が話をしていた。
「今の子供たちはどう思う?」と嶋田は尋ね、三枝は「まれに化け物みたいなワルがいる」と返していた。
ドラマの現場で、井上はエキストラのような立ち位置に立たされていた。母親の言動に苛立ちを持っているようであった。
相良はスピーチコンテストの紙が母親に見つかり、ビリビリに破られてしまっていた。
よく朝、クラスの男子生徒にバカにされた井上は、溜まっていた感情が爆発し、自傷行為に走ってしまう。嶋田はそれを抑え、保健室に連れて行った。
そこに迎えにきた井上の母親が、井上を無理矢理連れて帰ろうとするが、嶋田は「自分の娘を自傷行為に追い込むような親は論外だ」と伝え、井上の母親は我に帰るのであった。
放課後、相良は母親にコンテストのことがバレたことを浅村に伝え、持っていたナイフを渡すのであった。嶋田は「後先考えずにやってみろ」と伝え、「あとは浅村先生がなんとかする」と話た。
そこに現れた母親がコンテストに向かう相良を抑えに来たが、相良はそれを無視してコンテストに向かうのであった。
嶋田に「家族の病理は連鎖するここで断ち切っておかないと、あなたの娘は一生あなたを恨み、自分の娘にも同じことをするぞ」と言われた相良の母親は、何かを思い出し感情を爆発させるのであった。
コンテスト後に娘を迎えにきた相良の母親は、娘に自分の過去を語り娘の希望を尊重する旨を伝えるのであった。
一方、釈放された木島は路上で岡部に出会い、木島に恨みをもった岡部に自作の銃で腹部を撃たれてしまう。
その情報を知った嶋田は、考えをめぐらせ、「もしかしたら、俺たちはあの2人に騙されていたのかもしれない」とつぶやくのであった。
最終話 あらすじ
木島はなんとか一命を取り留めた。岡部は逃走し、警察はまだ岡部を確保できずにいた。
嶋田と三枝は、岡部がなぜ木島を打ったのだろうかという部分に疑問を持っていた。
翌日、職員室も教室も、その話題で持ちきりになっていた。
一方、嶋田は、涌井と尾崎が岡部をはめたのではないかと疑っていた。嶋田は涌井に話を聞こうとするが、涌井は口を割らなかった。
浅村のクラスの進路指導も続いており、生徒たちはみんなそれぞれの進路希望を伝えていた。
そして、尾崎の進路指導の順番が回ってきた。尾崎は建築に興味があり、その方向に進みやすい高校に進みたいという希望を伝えていた。その学校は涌井と同じ高校であった。この時、尾崎が教育長の娘だということを知った浅村であったが、尾崎は父への嫌悪感を口にするのであった。
その日の夕方、尾崎と涌井が涌井のアパートの下で話をしている時、岡部が現れた。岡部は涌井に渡したものを返せと詰め寄るが、尾崎に防犯ブザーを鳴らされ、その場は立ち去ることになった。
夜に、岡部の自宅の家宅捜索の際に押収したものを確認した嶋田は、何かを掴んだようで、入院している木島を問い詰めに病院を訪れるのであった。
その頃、岡部は無関係の人を襲い、財布を奪っていた。
翌朝、赤嶺中学校は警察が厳重に警備をすることになっていた。岡部の侵入を防ぐための対策であった。
嶋田は浅村のクラスの教室を訪れ、涌井と尾崎を取り調べようとしていた。涌井は慰謝料をして、岡部から420万円を受け取っていたのであった。
その420万は涌井と尾崎が岡部をハメて暴行するように仕向けて、せしめた金額であった。420万円は涌井が大学へ進学するための学費と同じ金額であった。
ついに観念した涌井と尾崎は真実を語り出すが、嶋田は同情はせず、その結果起こった結果から目を背けるなと叱責するのだった。
嶋田は小川先生が、裏口入学で入ってしまった大学を退学し、自分で学費を稼いで大学に入り直したという事実を語り、「ズルして手にいてたものなんてなんの値打ちもない」と言い放つのだった。「取り返しのつかないことなんてない、お前たちならちゃんとやり直せる」と小川先生は伝えたかったのだろうと語った。
学校はその日厳重に警備されていたが、なんと岡部は前日に学校に忍び込んでいた。
三枝は学校内で岡部と遭遇し、岡部に打たれる。その音を聞きつけ、学校内が騒然となる。
岡部は浅村のクラスに乗り込み、拳銃を振り回す。岡部を抑えようとした真田は岡部に打たれてしまう。そこに嶋田が駆けつけ、拳銃を持つ岡部と一騎討ちになる。
打たれながらも、岡部を撃退した嶋田は、生徒たちを避難させる。朦朧とする意識の中、小川かおりの幻影を見て、意識を失うのであった。
その騒動を受け、文部科学大臣は教育長の尾崎に泥を被せて失脚させられてしまう。
赤嶺中学には、マスコミが押し寄せ大変な騒ぎになっていた。その中、浅村は「スクールポリスの必要ない学校を作っていきたい」と涙目で語るのであった。
嶋田は学校を去ったが、学校は平穏が訪れ日常が戻ってきていた。嶋田は生徒や教師に少なからず影響を与えていたのようである。
嶋田は田舎の交番に移動になっていた。そこを訪れた浅村に嶋田は「いつか本当に学校が警察の必要のない場所になるといいな」と話すのであった。
そして、嶋田は現場に向かうのであった。
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