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アニメ『魔法科高校の優等生』のあらすじと見逃し配信サイトを紹介します!!

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アニメでも2期まで放送されていた『魔法科高校の劣等生』のスピンオフ作品、『魔法科高校の優等生』が2021年7月から放送されます。

『魔法科高校の劣等生』は司波達也が主人公として描かれていましたが、今回の『魔法科高校の優等生』は司波深雪が主人公として描かれています。

これまではスポットライトが当たりにくかったキャラクターにもフォーカスが当たりそうなので楽しみですね。

アニメ『魔法科高校の優等生

魔法科高校の入学生は、優等生の「一科生」と劣等生の「二科生」に入学時から区別されて、さまざまな待遇の違いが存在していた・・・。

そこに入学した優等生の妹と劣等生の兄の間にその学園が作った壁の存在が邪魔をしたりしなかったりという物語なのですが、『魔法科高校の劣等生』本編では劣等生側の目線で描かれていたのですが、今回のスピンオフ作品では優等生側の妹(司波美雪)の目線で学園生活が描かれていくので、これまでの『魔法科高校』作品とは違った楽しさがありそうな作品です。

アニメは『魔法科高校の優等生』2021年7月より各放送局や配信サービスにて順次放送予定です。

ネタバレを含みますので、閲覧に注意してください!!

第1話:一生大事にします

司波美雪は兄の司波達也に淡い恋心を抱いていた。

美雪の誕生日が数日中に迫ったある日に達也は「誕生日のプレゼントは何が欲しい」と美雪に尋ね、美雪は「1日一緒に過ごして欲しい」とねだるのであった。

誕生日当日、美雪と達也は一緒に街に出かけた。

2人のデートは達也のエスコートもあり、いい感じで過ごせていた。美雪は達也からプレゼントとして髪飾りをもらい、とても幸せで「人生最高の1日」だと感じていた。

そんな時に、2人の叔母で本家の党首である四葉真夜から魔法協会の関東支部への呼び出しがきた。十氏族の勤めで仕方ないのは理解しつつも、美雪は叔母のやり方に不満を隠せない様子であった。

国防軍絡みの案件で、実験体として扱われていた男性が逃げ出したというもので、達也たちのいたショッピングモールで自慰行動を起こすという予測が持たれていた。

逃亡者の男は、ショッピングモールを自らの魔法で火の海にし、発狂していた。そこに現れた美雪は、男の暴動を抑え氷漬けにした。

その現場に現れた達也は、美雪を連れてその場を離れた。

戦闘時に焼けてしまった、髪飾りのプレゼントを達也は魔法で再生し、再び美雪にプレゼントした。美雪は「一生大切にします」と喜ぶのであった。

しかし、四葉家の党首の真夜には何やら思惑があるようであった。

そして、2人の高校生活が始まろうとしていた。

第2話:ご一緒してもいいですか?

光井ほのかは、魔法科高校の実技試験を前に緊張していた。そんなところで司波美雪の魔法の実技を見て、ほのかの目は完全に美雪に奪われてしまった。

入学式の司波美雪の式辞を聴きながら、ほのかは美雪と「絶対友達になる!!」と決心するのであった。美雪はクラスの視線を一身に集めていた。そんな美雪を目の前にして緊張して、ほのかはその場でつまづいてこけてしまった。

何とか、美雪とほのかとほのかの親友の北山雫の距離は縮まり、一緒に食事をとろうと学食に向かったが、一科生が二科生の達也を馬鹿にしている現場を目の当たりにして、美雪たちは学食を飛び出してしまう。

ほのかは、試験会場で見た達也の実技を見て「なぜ一科にいないのだろう」と疑問に思ったと美雪に語った。美雪はそれに喜び2人の距離はさらに縮まったようであった。

その日の下校時、再び一科生が達也たち二科生に突っかかっている現場に遭遇した、ほのかと雫であったが、ほのかはそれを止めようと、閃光魔法を発動しようとする。

その騒動を止めるために、生徒会長の三枝と風紀委員長の渡辺が現れた。ほのかは魔法を使おうとしたとして、事情聴取に呼ばれそうになる。しかし、達也がほのかはみんなを止めようとして魔法を発動していただけだとほのかを庇い、難を逃れることができた。

その夜、ほのかと雫は電話で話をしながら、二科生の能力の高さを認め、一科生と二科生の違いとは何なのかと疑念を抱くのであった。

翌日、司馬兄弟は生徒会、風紀委員に勧誘され、着任したのであった。達也は妬みから一科生たちに陰口を言われるのであった。ほのかと雫は、その状況に憤りを感じながら、自分たちはそういったことをせずに精進しようと誓い合うのであった。

翌日の昼食時、ほのかたちは二科生の達也たちと食事を取ることで、さらに美雪たちと親睦を深めるのであった。

第3話:少女探偵団、始動よ!

魔法科高校の一科生が二科生を見下す風潮は、根強く学校に染み付いており、美雪は達也が馬鹿にされることに苛立ちを覚えていた。

新年度が本格的に始まり、部活動が新入部員を期間の真っ只中であった。生徒会や風紀委員は部活動勧誘の違反者を取り締まることと生徒の安全を守ることに手を焼いていた。

学校側も入部率を上げたいようで、さまざまなルール違反が黙認されていた状態であった。そこで風紀委員が役割を果たすことになっており、達也の活躍が期待されていた。

ほのかと雫は成績上位者であり、各部活から注目を集めており強引な勧誘を受け、その場は騒然としていた。そこに馬に乗った女性が現れ、2人を連れ出してくれた。その女性はエイミーと名乗り、2人と同級生であった。

そんな時、強いサイオン波を3人は感じ、変な感覚を覚える。それは達也が剣術部のケンカを抑えるために使った魔法であった。

翌日も、ほのかと雫は帰るのに苦労していた。エイミーは隠密魔法を使って帰ろうと提案する。その案は上手くいき順調に校門へ向かって移動できていたのだが、達也がケンカを仲裁している現場に遭遇する。

何者かが魔法を放ち、達也はその魔法を避けるが、明らかに達也を狙って魔法が放たれていた。

風紀委員の活動終了後、達也が生徒会室に戻ると、美雪は達也が魔法によって攻撃を仕掛けられたことに気づいた。

ほのかと雫、エイミーは下校途中、達也をどうしたら守れるのかを考えていた。美雪に達也が狙われていることがバレたら大変になると身を震わせていた。そこで3人は少女探偵団を結成し、達也を守ることを決心するのであった。

剣術部での騒動は、剣道部の壬生という生徒がおかしいことに端を発しているようであった。

一方、達也はほのかたちが自分を監視しているようだと美雪に伝えると、美雪は3人が何をしようとしているのかと考えを巡らせるのであった。

翌日、エイミーが達也を狙った犯人が司甲という生徒であることを調べ上げてきて、3人で司を捕まえるぞとエンジンを組み決意するのであった。

第4話:友達

美雪は、ほのかたちが何か隠しているのを勘づいていたが、問い詰められずにいた。達也は友達なのだからいつかきちんと話してくれるはずだと話した。そんな時に剣道の壬生が達也に話をしたいと話しかけていきた。

美雪は壬生が達也に何を話したのか気になっていたが、聞けずにいた。翌日、生徒会室で渡辺が達也と壬生が2人きりで話していたことを茶化すと、美雪は心が乱れ周囲を凍らせてしまっていた。

達也は壬生の思い込みが激しいようだと語り、何者かに操られているようだと話し、「ブランシュ」という秘密結社が関係しているのではないかと、七草や渡辺に話した。2人は渋々「ブランシュ」に学園が侵食されていることを認めるのであった。

帰宅後、達也は美雪にブランシュの存在を話していなかったことを詫び、情報を開示した。ブランシュは魔法を否定することで国の力を減退させようと企んでいるようであったが、四葉家を含めた十氏族が黙っていないことは明白であり、それに巻き込まれれば、達也と美雪は高校生で居続けることができなくなってしまうと美雪は怯えていた。

達也は、誰にも今の日常を奪わせないと美雪に語り、美雪を安心させるのであった。

あくる日、ほのかたちは、剣道部の主将の司を尾行していた。学校からどんどん離れていく司に3人は不安を抱きながらも後を追っていた。

司によって路地裏に誘い込まれた3人は、顔を隠した集団に囲まれてしまった。魔法を使って逃げようとする3人に対し、暴漢たちはキャストジャミングと言われる魔法を使えなくするアイテムを使い3人を取り押さえようとした。

3人の絶対絶命のピンチにその場に現れたのは美雪であった。美雪には全くキャストジャミングは聞かず、3人は助け出された。暴漢たちを取り押さえた美雪は、達也の師匠の九重八雲を呼び、尋問をお願いした。

ブランシュはいよいよ第一高校で決起を起こす決断をし、行動を起こし出す。ブランシュの日本支部のリーダーは司の義理の兄はじめであり、より過激な行動を取ることが予測された。その行動を抑えるために七草は討論会を企画し、そこでの七草の素晴らしいスピーチにより、言論によるブランシュの抗議は完全に抑えられた。

そして、遂にブランシュは実力行使に出るのであった。

第5話:手出しはさせません

ほのかや雫は討論会には行かずに外で様子をうかがっていた。すると爆音が学校の敷地内で響くのであった。それと同時にブランシュと学校側の戦闘が始まってしまった。

ほのかと雫も襲われそうになるが、間一髪エイミーが助けに入った。なんとか難を逃れた3人の前に司波兄弟が現れた。達也は3人に避難するように伝え、有志同盟の仲間のブランシュが現在の騒ぎを起こしているということを説明した。

美雪は汚れた3人を魔法で綺麗にし、ここからは自分たちに任せるように伝えた。

避難したほのかたちは、司が仲間と一緒に逃げるところを目撃し、先輩たちと協力して拘束することに成功した。

学校での騒動が収束した後、達也はブランシュの目的は、魔法大学が所蔵する機密文章であると、七草会長らに伝え、ブランシュを叩くことで問題の解決を図ると言い放った。

そして、十文字や二科生の仲間たちと達也と美雪は、ブランシュのアジトに乗り込むのであった。圧倒的な戦闘能力でアジトの大半を制圧した達也たちは、リーダーの司一を追い詰め、美雪は司の部下の幹部たちを氷漬けにしてしまった。

司を拘束して帰ってきた達也に、自分が多くの人を殺めてしまったのではないかと、少し思い悩む様子であったが、達也は再生を使い、幹部たちを回復させていた。

達也に、苦しい代償を伴う再生を使わせてしまったことに思い悩む深雪であったが、達也は木に止む必要はないと優しく伝えるのであった。

その数日後に、迎えた達也の誕生日、多くの仲間たちが彼の誕生日を祝ってくれるのであった。

その帰り道、達也は「美雪が笑っていてくれるならなんでもやる」と美雪に伝えるのであった。

そして、遂に九校戦が始まろうとしていた。ライバルの第三高校には俊英たちが集まっているようであった。

第6話:九校戦、開幕です

九校戦には、美雪やほのか、雫たちが選手として順当に選ばれた。

達也は1年生の女子選手たちのトレーニングやCADを調整するエンジニアを担当することになった。ほのかや雫たちが喜んで達也にエンジニアをしてもらうことを受け入れたので、比較的スムーズにエンジニアとして女子選手たちに認められることになった。

九校戦開幕の直前の懇親会では、第三高校が優勝候補として注目を集めていた。もちろん第一高校も圧倒的な存在感を放っていた。

一色と十七、四十九院は美雪が放つ存在感に目をつけ話しかけるが、美雪の司波という苗字を聞いて名家ではないと判断したのか、蔑んだような対応をするのであった。

遂に開幕した九校戦。生徒会長の七草は圧倒的な強さで競技を優勝した。渡辺も圧倒的な強さで優勝確実と見られていた。

ほのかは自分の実力に自信がなく、少なくとも努力は続けようとコツコツとトレーニングを続けていた。

順当に行けば、渡辺が優勝すると思われていたバトルボードであったが、準決勝で何者かの魔法の干渉を受け、渡辺が負傷するというアクシデントが起き、棄権することになってしまった。渡辺が出場する予定だった、もうひと種目ミラージュバットも棄権することになり、第一高校の優勝が安泰とは言えなくなっていた。

本戦のミラージュバットには美雪が出場することになった。

本戦のミラージュバットには一色もエントリーしており、美雪と一色が直接対決することになった。

そして、美雪やほのか、雫が参加する新人戦が遂に開幕しようとしていた。

第7話:数学的連鎖

新人戦が開幕した。

雫はスピードシューティングに登場し、圧倒的な力で予選を突破した。

その様子を見ていた第三高校の十七は雫への対策に想像を回らし、1対1方式の決勝トーナメントでの戦略を一色と練るのであった。

十七も順当に予選を突破し、圧倒的な演算能力を披露した。十七は一色が3年前にスカウトし、ここまで能力を高めてきていた。

予選終了後、第三高校のブレイン吉祥寺は、雫のCADは特化型で9つの魔法を使い分けているので、それに対応すれば問題なく十七が勝利できると作戦を授けた。

そして迎えた直接対決。恵まれた環境の雫に負け、自分が元の劣悪な環境に戻る訳にはいかないと強い決意で臨み、序盤は雫を圧倒する。しかし、十七は試合が進むにつれて自分の疲労度が尋常ではないということに気づき、徐々に雫との点差が離れていく。

雫は予選は敢えて制限をかけた状態で戦っており、完全に第三高校の作戦ミスであると言えた。十七は結局雫に敗れ、3位決定戦も敗北してしまった。

その日の競技終了後、第三高校のミーティングでは第一高校には化け物のような技術者がおり、その技術者が関わる競技はかなり苦戦が予想されると話された。

一方、第一高校では、雫の使用した魔法「アクティブエアーマイン」がインデックスに登録されるという話が持ち上がっていた。達也はその開発者に雫の名前を登録したといい、周囲を驚かせていた。

ほのかの競技も始まろうとしており、緊張で硬くなっていた。そこに四十九院が現れ、2人で会話することで緊張が少しほぐれた。

そこに達也が現れ、ほのかの出場するバトルボードの優勝候補は四十九院であるとはなし、古式魔法の使い手であるということを話した。

ほのかと達也は、秘策を練っており、スタート時に光魔法を使って目眩しをすることでレースを優位に進めるという戦略であった。作戦通り目眩しは成功し、ほのかは予選を1位で突破した。

十七はスピードシューティングでの敗戦により心を閉ざしていたが、先輩の励ましにより、競技に復帰するのであった。

ついに深雪と一色がアイスピラーブレイクで合い見えることとなる。

第8話:氷熱地獄(インフェルノ)

新人戦の初日が終わり、第一高校の1年女子チームはささやかな打ち上げを行っていた。達也のサポートもあり上々な成績を納めた1年生女子の選手たちの雰囲気は非常にいいものであった。

翌日、第三高校の一色が出場した新人戦女子クラウドボールでは、一色が圧倒的な強さを見せつけ、決勝で第一高校の里美を下し、優勝を飾った。

その後行われた新人戦女子アイスピラーズブレイクでは、スピードシューティングで雫に敗れた十七夜が完全復活し、強さを見せつけていた。一方で、第一高校のエイミー、雫も順当に勝利し、あと一歩で決勝リーグ進出を決めるところまで来ていた。

そして、いよいよ登場した深雪は、登場の時点で相手を圧倒し、開始と同時に発動したインフェルノで会場に衝撃を与えた。

美雪の試合後、観戦していた第三高校の一色と十七夜は神妙な面持ちで、深雪の能力の高さに衝撃を受けていたが、四十九院の「お前らは深雪と真剣勝負できて羨ましい」という言葉に我に返り勝利への決意を新たにするのであった。

その日の夕食会場の入り口で、出くわした第一高校と第三高校は、お互いを認めつつも相手に勝利宣言をし、翌日の健闘を誓い合うのであった。

第9話:あなたがいたから

九校戦6日目。バトルボードとアイスピラーズブレイクの新人戦が行われていた。

エイミーは、十七夜とアイスピラーズブレイクの予選リーグ突破をかけ、相対していた。エイミーは他の試合でも見せていた自分の氷の塊を転がして、相手の氷にぶつけて破壊するという戦術を取った。

1列はその戦法で相手の氷を破壊することに成功したが、2列目は、氷の摩擦係数を魔法で操作することで、3つの氷で塊が作られ破壊することに失敗してしまう。

十七夜に得意の攻撃方法を防がれ、防戦一方になり、もう手詰まりのように思われたエイミーであったが、突如自分の氷を飛ばして相手の氷を破壊するという大技を繰り出す。

一気に大逆転。と思われた時、エイミーの体力は底を尽きてしまう。絶体絶命と思われたその時、エイミーは最後の力を振り絞って、氷を十七夜の氷めがけて飛ばした。その氷がなんとか十七夜の氷を破壊し、死力を尽くした2人の戦いはエイミーの勝利で決着した。

一方、ほのかもバトルボードの準決勝に勝利し決勝進出を決めていた。

新人戦アイスピラーズブレイクの決勝リーグは3人とも第一高校が独占したことで、決勝リーグを行わずに3人の同率優勝とすることを大会組織から提案された。エイミーはもう戦える力は残っていなかたので、棄権するつもりだったとその提案を受け入れる意思を示した。

雫は、深雪と真剣勝負できる場はそうそう無いと、深雪と戦いたいと希望する。深雪はその雫の希望を受け入れ、2人の直接対決が行われることが決定する。

雫の覚悟に触れて、ほのかは自分もバトルボードで優勝するから、その日の夜、2人で祝勝会をしようと約束するのであった。

ほのかは達也と練った作戦を胸にバトルボード決勝戦、四十九院との直接対決の臨むのであった。

スタート早々、多くの魔法を繰り出す四十九院に対し、ほのかはその魔法を見破り、交わしながら相手からリードを得る。

レース後半に入り、ダミーも含めた大量の魔法の痕跡に翻弄され、四十九院に逆転されてしまう。四十九院にピッタリとくっつき、最終コーナーを迎えたところで、ほのかは幻影魔法を使い、四十九院のインコースを取ることに成功し、最後の最後で四十九院を追い抜くことに成功し、見事優勝を飾るのであった。

そして、次はいよいよ、雫と深雪の直接対決が始まろうとしていた。

第10話:負けたくない

ついに深雪と雫の直接対決が始まった。2人とも、圧倒的な強さで予選を勝ち上がった対戦だけあって、多くの観衆が訪れ注目の対戦となっていた。

同時に2人とも、司波達也がエンジニアを務めているという点も他の学校は注目していた。決勝リーグを辞退したエイミーは「なぜ雫は深雪と戦いたいと言ったのだろう」と不思議に思っていたが、他の生徒が何か勝てる秘策があるのではないかと答えるのであった。

試合開始早々、雫が共振破壊で深雪に仕掛けるが、深雪はインフェルノで応戦する。いきなり高度な魔法が飛び交う試合に観衆は驚く。しかし、インフェルノの効果でフィールドが熱くなり、徐々に雫の氷が溶かされていく。

このままでは負けてしまうという状況に陥った雫は、達也から与えられた秘策で応戦する。なんと2つのCADを同時操作してするという大技を繰り出そうとする。2つ同時のCAD操作は相当な難易度で会場から響めきの声が上がる。

しかも、雫が繰り出したのは、高等魔法のホノンベーザーであった。この種目で初めて深雪が氷に傷を付けられたのも驚きを生んだが、雫のこの対戦に対する熱意が観客にも伝わっていた。

雫の覚悟を感じた深雪は、ウィブルヘイムという大技を繰り出し、雫の氷を一撃で全て破壊した。試合は深雪の勝利で終わったが、観客からは大きな拍手が両者に送られた。

その日の夕方、ほのかは雫の部屋を訪れた。雫はシャワーを浴びながら涙していた。ほのかは雫を励まし、食事に出かけた。そこにはたまたま、司波兄弟がおり、ほのかは間の悪さにあたふたするが、雫は気にしていないようであった。

達也は雫に大技で応戦するような作戦を立案したことを詫びたが、雫はあれがなければ反撃できなかったと感謝するのであった。

翌日はミラージュバットの新人戦が予定されていた。

ミラージュバットの代表選手のエンジニアは2人とも司波達也が担当しており、他校は苦戦が予想されることを覚悟するのであった。

ここまでの女子新人戦の成績は全て上位入賞を果たしており、達也の貢献があることは明らかであった。

そんな中、男子のモノリスコードの新人戦が開幕しようとしていた。男子チームは思わしい成績を納められておらず、焦りを覚えていた。

そんな時、第一高校チームは開始前に魔法の攻撃を受けてしまう。一体男子チームはどうなってしまうのであろうか。

第11話:お兄様、ご武運を

新人戦のモノリスコードの第一高校チームは、危険攻撃を受けて負傷し、競技続行不可能となった。ノーヘッドドラゴンという組織が九校戦を対象にしたギャンブルで本命の第一高校に勝たれると大損をするので競技の邪魔をしていたのであった。

ほのかと里美はミラージュバット新人戦の決勝を迎えていた。いつも通りやるようにと指示をだし、自分の力をしっかり出せばワンツーフィニッシュは間違いないと声をかけた。

実際の結果も、達也のCADの調整の甲斐もあって1位と2位を独占することに成功したのであった。

その日の夜、達也に新人戦のモノリスコードに代理参加するようにという指示が出されたのであった。深雪は競技に参加するだけなら心配しないが、妨害工作を受けることに心配があると達也に伝えた。達也は香港系の犯罪組織ノーヘッドドラゴンが一高を勝たせないように妨害を行なっているようだと深雪に話した。

一高の一年女子チームは、達也を妨害工作から守ろうと決起するのであった。試合中に周囲を警戒して達也を守ことを決めた。深雪は達也に内緒にすること、危険なことはしないことを前提として、この作戦に参加すると伝えた。

翌日、モノリスコードの試合が始まった。達也たちは順調に勝ち上がり、決勝進出を決めた。周囲を警戒していたほのかと雫のもとに三高の3人が訪れた。四十九院が周囲の精霊が変だと話し、ほのかが確認すると微弱な精霊がフィールドに水蒸気を浮かび上がらせて、一条の得意技「爆裂」の威力が上がるように操作されていた。

ほのかたちは急いで、その仕掛けを処理し妨害をしてきた。犯人たちを捕まえた。そしてその犯人たちの尋問は藤林に任せ、モノリスコードの決勝を見に行った。達也たちはしっかり試合に勝利し、女子たちは胸を撫で下ろし、喜ぶのであった。

第12話:飛びます!

九校戦も残りわずかとなり、残りのミラージュバットかモノリスコードで優勝すれば、第一高校の優勝が決まるところまできていた。深雪はこれまでのみんなの頑張りに見合うような働きをし、第一高校を優勝に導くことを心に誓っていた。

一方、一色にも自分の家である一色家から連絡がきていた。一条が達也に敗れたことで存在感を増すチャンスであると言うのであった。そして一色と水尾は第三高校のミラージュバットでのワンツーフィニッシュを誓うのであった。

ミラージュバットで一高のもう1人の出場者の小早川は、CADに細工され途中棄権に追い込まれた。大会のCADチェックで深雪のCADにも細工がされそうになり、達也が阻止していた。会場はそれによって騒然とした雰囲気になっていた中で、ついに深雪の試合が始まろうとしていた。

第2ピリオド終了時、深雪は僅差でトップに立っていたが、負けられない勝負ということもあり秘策を繰り出す決意をするのであった。深雪の秘策は飛行魔法であった。

成功例がなく不可能と言われていた飛行魔法が発表されたてにも関わらず、深雪は完全に使いこなしていた。また、一色も予選を圧倒的な力で突破するのであった。

このままだと、深雪が優勝してしまうと恐れたノーヘッドドラゴンは大会自体を中止にしてしまおうと動き出した。

深雪のCADの情報が開示され、ミラージュバットの決勝では選手全員が飛行魔法を使うことが予想された。一色も付け焼き刃だが、飛行魔法を使う決断をし、決戦に臨むのであった。

遂に一色と深雪の直接対決が始まろうとしていた。

第13話:ゆずれない想い

九校戦、ミラージュバット本戦の決勝をついに迎えた。

第一高校が総合優勝決定が目前ということもあり、観客席は落ち着いた雰囲気であった。

そんな中開始された試合は、深雪以外も飛行魔法を使う展開となった。それを見た七草たちは選手の安全より試合の勝利する考え方に驚きを覚えるが、飛行魔法に組み込まれた安全装置がしっかり作動し、胸を撫で下ろす。

圧倒的深雪優勢の中、一色は試合を諦めず、自分の使い慣れた跳躍魔法と飛行魔法をミックスして深雪に対抗する。なんとか深雪に引き離されずインターバルを迎えた。

休息をとりながら、両者ともに最後まで全力で戦い抜くことを選択し、その戦いは観客を魅了するのであった。

達也はその日の夜、ノーヘッドドラゴンを制圧に向かうのであった。

一方、深雪たちは温泉で戦いの疲れを癒すのであった。ミラージュバットは深雪の優勝で終わったが、一色は深雪がいたから、素晴らしい経験と成長が得られたと感謝するのであった。

後夜祭で、中条は今回の第一高校の優勝は達也の貢献が大きいと話した。そして「一科生と二科生の違いってなんだろうか」と呟くのであった。それを聞いた七草は元々は魔法士を増やすために生徒を追加募集した際に、教師不足と制服の誤発注により、現在までの隔たりが生まれてしまっていると話した。

達也の元には、十氏族との政略結婚の話が十文字からもたらされていた。

そうして後夜祭は過ぎていくのであった。

配信サイト紹介

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