突然、パソコンの文字が左上に?
ご安心ください。そのイライラ、数クリックで解決できます。
今すぐ解決策を見る1. まずは応急処置
9割以上のケースは、以下のいずれかの操作で一瞬で直ります。
『Esc』キーを押す
最も手軽で効果的な方法です。謎の入力欄自体をキャンセルします。
『Backspace』キーを押す
入力された文字を消去し、入力欄を非表示にします。
入力したい場所をクリック
本来の入力場所に、パソコンの意識を戻してあげます。
2. 根本原因を探り、再発を防ぐ
まだ解決しない、または再発を防ぎたい場合は、状況に合った対策を選びましょう。
あなたの状況に最も近いものはどれですか?
【対策A】日本語入力ソフト(IME)の不具合を解消する
Windowsアップデート後に問題が起き始めた場合や、Excelなどで特に問題が起きる場合は、日本語入力ソフト「Microsoft IME」の不具合が原因の可能性が高いです。以下の対策が非常に効果的です。
対策A-1: Microsoft IMEを「以前のバージョン」に戻す (効果大)
新しいIMEとの互換性の問題を回避するため、安定していた旧バージョンに戻します。Microsoft公式も推奨する回避策です。
スタート
→設定
→時刻と言語
→言語と地域
と進む- 「日本語」の「…」から
言語のオプション
を選択 - 「Microsoft IME」の「…」から
キーボード オプション
を選択 全般
をクリック- 「互換性」項目で、「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」をオンにする
対策A-2: より高機能な日本語入力ソフトに乗り換える
この機会に、より快適な入力環境を求めるなら、別のソフトを試すのも良い選択です。
比較項目 | Google日本語入力 | ATOK |
---|---|---|
価格 | 無料 | 有料(サブスクリプション) |
特徴 | 最新の言葉や固有名詞に強い。便利な機能が豊富。 | 文脈理解能力が極めて高く、プロの現場で高評価。 |
おすすめな人 | 無料で高機能な変換を求める人。 | 長文を書き、入力ストレスを極限まで減らしたい人。 |
対策A-3: Windows Updateを実行する
Microsoftは不具合修正を随時配信しています。システムを最新に保つことは、基本的ながら非常に重要です。
設定
→ Windows Update
から更新プログラムを確認・適用してください。
【対策B】タッチパッドの誤操作を防ぐ
タイピング中に意図せず手のひらがタッチパッドに触れ、デスクトップがクリックされてしまうケースです。ノートPCユーザーの方は、この設定を見直しましょう。
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タッチパッドの感度を下げる:
設定
→Bluetoothとデバイス
→タッチパッド
へ進み、感度を「低い感度」に設定することで、軽い接触での誤作動を防ぎます。 -
外付けマウス使用時はタッチパッドを無効化:
多くのノートPCではキーボードの
Fn
キー + ファンクションキー(F1〜F12のどれか)の同時押しで、タッチパッドを簡単にオフにできます。
付録:なぜこの現象が起きるのか? (原因解説) ▼ クリックして開く
主な原因は2つあります
この現象はパソコンの故障ではなく、主に以下の2つの原因によって引き起こされるWindowsの仕様あるいは不具合です。
原因① デスクトップ検索機能の誤作動
タイピング中に意図せずデスクトップをクリックしてしまい、ファイルやアプリを探すための検索機能が誤って起動してしまうケース。
原因② Microsoft IMEの不具合
Windowsアップデート後、新しくなったIMEが一部のアプリ(Excelなど)と互換性の問題を起こし、正常に入力できなくなるケース。