【本ページはプロモーションが含まれています】

エジプトピラミッドの場所は1つじゃない!3大遺跡への行き方

スポンサーリンク



目次

エジプトのピラミッドはどこにある?3大ピラミッド地帯を徹底解説

エジプト旅行のハイライトといえば、誰もが一度は夢見るピラミッド。しかし、「エジプトのピラミッドの場所は?」と聞かれると、多くの人がギザの三大ピラミッドだけを思い浮かべるのではないでしょうか。実は、古代エジプトの壮大な物語を体感できるピラミッドは、1ヶ所だけではありません。この記事では、あなたの旅を何倍も豊かにする、カイロ近郊に点在する3つの主要なピラミッド地帯の場所と、その魅力を余すところなくご紹介します。

1-1. ピラミッドは1ヶ所じゃない!カイロ近郊の3つのエリアに集中

結論から申し上げますと、エジプトで訪れるべき主要なピラミッド群は、首都カイロの近郊にある「ギザ」「サッカラ」「ダハシュール」という3つのエリアに集中しています。これらはそれぞれ独立した遺跡でありながら、歴史的には深く結びついています。

この3つのエリアは「メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」として、一つのユネスコ世界遺産に登録されており、その歴史的な価値の高さを示しています。

この3つの場所を時系列で捉えると、エジプトのピラミッドがどのように進化していったのか、その壮大な物語が見えてきます。

  • サッカラ: すべてのピラミッドの「始まり」の地。
  • ダハシュール: 試行錯誤を重ねた「進化」の実験場。
  • ギザ: 技術の粋を集めた「完成形」の舞台。

この物語を辿ることで、単に巨大な建造物を見るだけでなく、古代エジプト人の知恵と情熱、そして文明の発展そのものを肌で感じることができるのです。

1-2. 【早見表】ギザ・サッカラ・ダハシュール、あなたに合うのはどこ?

限られた旅行日程の中で、どこを訪れるべきか迷ってしまうかもしれません。そこで、あなたの興味や目的に合わせて最適な場所を選べるよう、3つのピラミッド地帯の特徴を比較する早見表をご用意しました。まずはこの表で、ご自身の旅のイメージを膨らませてみてください。

特徴 ギザ サッカラ ダハシュール
キャッチコピー 完璧なる王道 すべての始まり 進化の実験場
代表的なピラミッド クフ王のピラミッド ジェセル王の階段ピラミッド 屈折ピラミッド&赤いピラミッド
歴史的な重要性 古代エジプト文明の象徴 世界初の巨大石造建築 ピラミッド建設の試行錯誤の証
混雑度 非常に混雑 やや混雑 非常に少ない
こんな人におすすめ 「ザ・エジプト」を体感したい人 歴史の原点に触れたい人 静かに遺跡と向き合いたい探求者

2. 【王道】ギザの三大ピラミッド:誰もが知る象徴的なエジプトピラミッド場所

エジプトのピラミッドと聞いて、誰もが思い浮かべるのがこのギザの三大ピラミッドでしょう。首都カイロのすぐ隣、ギザの街にそびえ立つその姿は、まさに古代エジプト文明の象徴です。ここでは、王道のピラミッド地帯「ギザ」の魅力を徹底的に掘り下げていきます。

2-1. ギザの三大ピラミッドとは?約4500年前のファラオたちの巨大な墓陵

ギザの三大ピラミッドは、今から約4500年前の紀元前2500年頃、古代エジプト第4王朝のファラオたちのために建設された巨大な墓陵です。被葬者は、クフ王、その息子のカフラー王、さらにその息子のメンカウラー王とされています。

これらは単にピラミッドが3つあるだけではなく、それぞれに葬祭殿や参道、王妃たちのための小さなピラミッドなどが付属する「ピラミッド・コンプレックス」と呼ばれる複合体を形成しています。有名なギザの大スフィンクスも、カフラー王のピラミッド・コンプレックスの一部として造られました。

驚くべきはその建設技術の高さです。ピラミッドの四辺はほぼ正確に東西南北を向いており、クフ王とカフラー王のピラミッドは対角線が一直線上に並ぶよう、極めて精密に設計されています。4500年も前にこれほどの精度を実現した技術力には、ただただ圧倒されます。その巨大さを具体的にイメージするために、以下の比較表をご覧ください。

項目 クフ王 カフラー王 メンカウラー王
建造年代 紀元前2560年頃 紀元前2520年頃 紀元前2490年頃
現在の高さ 約138m (ビル26-27階相当) 約136m 約65m
底辺の長さ 約230m 約215m 約108m
特徴 最大規模。約2.5トンの石を230万個以上使用。 頂上に「化粧石」が残る。 最も小さいが、下部に花崗岩の化粧石が残る。
豆知識 ファラオ本人の像は高さ7.5cmの小像しか見つかっていない。 スフィンクスの建造者とされる。 ガイドの説明では省略されがち。

 

2-2. 圧倒的なスケール!ギザのピラミッド観光で必見の5つのポイント

広大なギザの敷地では、どこを見ればよいか迷うかもしれません。ここでは、絶対に外せない5つの必見ポイントをご紹介します。

  1. クフ王のピラミッド (Pyramid of Khufu):何と言っても最大のピラミッドです。真下に立つと、その巨大さから頂上が見えないほどの迫力に圧倒されます。写真では伝わらないスケール感を、ぜひ現地で体感してください 1。
  2. カフラー王のピラミッド (Pyramid of Khafre):三大ピラミッドの中央に位置します。少し高い台地に建てられているため、クフ王のピラミッドよりも高く見えるのが特徴です。頂上付近には建設当初の姿を伝える白い「化粧石」が残っており、かつては全てのピラミッドが白く輝いていたことを想像させてくれます 1。
  3. メンカウラー王のピラミッド (Pyramid of Menkaure):最も小さいピラミッドですが、それでも高さは約65mあり、決して小さくはありません 1。下部に残る赤みがかった花崗岩の化粧石が、他の2つとは異なる印象を与えます。
  4. ギザの大スフィンクス (The Great Sphinx):王の顔とライオンの体を持つ、ピラミッド群の守護神です。カフラー王のピラミッドの参道を守るように鎮座しており、その謎めいた表情は多くの人々を魅了し続けています。
  5. パノラマ・ポイント (Panorama Point):三大ピラミッドと、さらに小さな王妃たちのピラミッドまでを一望できる絶景スポットです。敷地内でも少し離れた小高い丘の上にあるため、ラクダや車で移動するのが一般的です。近年オープンした「9 Pyramids Lounge」というレストランから、快適にこの景色を楽しむこともできます。

2-3. ピラミッド内部は入るべき?過酷な環境と感動を天秤にかける

ギザのピラミッドは、別途料金を支払うことで内部に入ることが可能です。しかし、これは誰にでもおすすめできる体験ではありません。決断する前に、その現実と報酬をしっかりと理解しておく必要があります。

【現実】過酷な探検

ピラミッド内部への道は、想像を絶するほど過酷です。

  • 狭く急な通路: 高さ約1.2m、傾斜約26度という狭くて急な通路を、腰をかがめたまま進まなくてはなりません。
  • 蒸し風呂状態: 内部は空気が全く流れず、人々の熱気と湿気で蒸し風呂のような状態です。外の灼熱よりも暑く感じることさえあります。
  • 体力的負担: この環境での移動は体力を著しく消耗します。閉所恐怖症や呼吸器に不安がある方には絶対におすすめできません。

【報酬】4500年前の感動

この困難を乗り越えた先には、言葉では言い表せない感動が待っています。

  • 王の間に立つ: 苦労の末にたどり着く「王の間」は、巨大な花崗岩で隙間なく造られた静謐な空間です。4500年前にファラオが眠っていた場所に自分が立っているという事実に、鳥肌が立つほどの感動を覚えるでしょう。
  • 歴史の重み: 空の石棺や、独特の音の響きは、古代の神秘を肌で感じさせてくれます。

ピラミッド内部への入場は、まさに体力と探求心の天秤です。ご自身の体調や興味と相談し、後悔のない選択をしてください。

2-4. 絶景はどこから?目的別・ギザのピラミッド鉄板写真スポット5選

せっかくギザを訪れたなら、最高の写真を残したいものです。ここでは、目的別に5つのおすすめ撮影スポットをご紹介します。

  1. パノラマ・ポイント:三大ピラミッドを一枚の写真に収めるなら、ここしかありません。ピラミッド群全体の壮大なスケール感を表現できる、まさに王道の撮影スポットです。
  2. ラクダに乗って:ピラミッドを背景にラクダにまたがる写真は、エジプト旅行の象徴的な一枚になります。ラクダに乗ることでしか行けない特別なアングルから撮影できるのも魅力です。ただし、客引きとの料金交渉は必須です。
  3. スフィンクスとカフラー王のピラミッド:スフィンクスにキスをするようなトリック写真や、スフィンクスの横顔の先にカフラー王のピラミッドを配置する構図は定番です。2つのシンボルを同時にフレームに収めましょう 7。
  4. ピザハット/KFCの屋上:スフィンクスの視線の先にあるファストフード店の屋上は、少し変わった人気スポットです。古代遺跡と現代の日常が交差する、ユニークな写真を撮ることができます。
  5. ピラミッドビューのホテル:ギザ周辺には、部屋のテラスからピラミッドを一望できるホテルが多数あります。特に、夕日や朝日に染まるピラミッドの姿は格別です。夜に開催される「サウンド&ライトショー」を、特等席から無料で鑑賞できるという利点もあります。

 

2-5. カイロ市内からギザへのアクセス方法を完全ガイド

 

カイロ市内からギザへの移動は、旅行者にとって最初の関門かもしれません。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを比較し、あなたに最適な方法を見つけるためのガイドを提供します。

移動手段 所要時間(目安) 料金(目安) メリット デメリット
Uber/タクシー 15分~30分 200 EGP前後 最も快適で速い。ドアツードアで移動できる。 料金が最も高い。交通渋滞に巻き込まれる可能性がある。
地下鉄+タクシー 約20分 非常に安い カイロ市内の渋滞を回避できる。 乗り換えが必要で、初心者には少し分かりにくい。
ローカルバス 1時間以上 5 EGP前後 最も安価。現地の雰囲気を味わえる。 時間がかかり、旅行者には路線や乗り場が非常に分かりにくい。

【ワンポイントアドバイス】

海外からの旅行者にとって最も確実でストレスが少ないのは、料金が事前に確定するUberを利用する方法です。アプリで行き先を指定できるため、言葉の壁もなく安心して利用できます。

3. 【起源】サッカラ:世界最古の階段ピラミッドと古代エジプトの息吹

ギザの壮大さに圧倒された後は、すべてのピラミッドの原点である「サッカラ」へ足を運んでみましょう。ここは、ピラミッドの歴史が始まった場所であり、古代エジプトのより細やかな息吹を感じることができる、非常に重要な遺跡です。

3-1. すべてはここから始まった!ジェセル王の階段ピラミッドの重要性

サッカラの主役は、今から約4650年前に第3王朝のジェセル王のために造られた「階段ピラミッド」です。これは、人類史上初めて造られた巨大石造建築物であり、後のすべてのピラミッドの原型となりました。

このピラミッドの建設は、まさに革命でした。もともとは「マスタバ」と呼ばれる長方形の平らな墳墓でしたが、天才宰相であり建築家でもあったイムホテプが、マスタバを次々と上に積み重ねていくという画期的な方法を考案したのです。こうして、6段の階段状の形を持つ、高さ約62mの巨大な建造物が誕生しました。イムホテプはその功績により、後世に神として崇められるほどになりました。

ギザに比べて観光客が少ないため、静かな環境でじっくりと歴史の始まりと向き合うことができるのも、サッカラの大きな魅力です。

3-2. 墓だけじゃない!サッカラで見るべき4つの見どころ

サッカラは単一のピラミッドではなく、広大な墓地遺跡(ネクロポリス)です。階段ピラミッド以外にも、必見の見どころが数多く存在します。

  1. ジェセル王のピラミッドコンプレックス:階段ピラミッドを囲むように、壮麗な柱が並ぶ「列柱廊」や、王の即位更新祭(ヘブ・セド祭)のための儀式用の中庭などが残っています。これらは、ピラミッドが単なる墓ではなく、壮大な儀式の舞台であったことを物語っています。
  2. ウナス王のピラミッド:外観は崩れた小山のようですが、その内部には絶大な価値があります。ここは、王の復活と来世での安寧を願う呪文や祈りを壁一面に刻んだ「ピラミッド・テキスト」が初めて記されたピラミッドなのです。天井を埋め尽くす星のレリーフと共に、古代エジプト人の死生観に触れることができます。
  3. セラピウム:聖なる牛「アピス」を埋葬するために造られた、不気味なほどの静寂に包まれた地下墓地です。地下に掘られた長い坑道の両脇に、重さ70トンを超える巨大な花崗岩の石棺が28基も並ぶ光景は、異様でありながらも神聖な雰囲気を漂わせています。
  4. イムホテプ博物館:遺跡の入り口にある近代的な博物館です。サッカラで発掘された貴重な出土品が展示されており、見学前に訪れることで、遺跡への理解を一層深めることができます。

3-3. 4000年以上前の芸術に感動!マスタバ墳墓の壁画レリーフ

サッカラのもう一つのハイライトは、王族ではなく、当時の高官たちのために造られたマスタバ墳墓です。ギザのピラミッドが王の神聖さと権力を示すモニュメントであるのに対し、これらのマスタバ墳墓の内部は、驚くほど生き生きとした古代の人々の日常を伝えてくれます。

壁一面に施されたレリーフ(浮き彫り)には、漁や狩り、農作業、家畜の世話、アクセサリー作りといった、当時の生活の様子が信じられないほど精巧に描かれています。カバを狩る男の力強い姿、網にかかった魚たちのリアルな描写、牛の解体の様子など、4000年以上も前の人々の暮らしが、まるで昨日の出来事のように目の前に蘇ります。

特に「メレルカの墓」や「カゲムニの墓」といったマスタバは保存状態が良く、その芸術性の高さに誰もが心を奪われるはずです。これらは、巨大さとは異なる、古代エジプト文明の繊細で人間的な側面に触れられる貴重な場所なのです。

4. 【探求】ダハシュール:ピラミッド進化の過程を物語る「屈折」と「赤」

ギザでピラミッドの「完成形」を、サッカラでその「起源」を見たならば、次はその間をつなぐ「進化の過程」を目の当たりにできる「ダハシュール」を訪れることを強くお勧めします。ここは、真のピラミッドが誕生するまでの試行錯誤の物語が、今も静かに息づく場所です。

4-1. 失敗から成功へ。スネフェル王の試行錯誤が作った2つのピラミッド

ダハシュールは、ギザのクフ王の父であるスネフェル王の墓地遺跡です。彼は、サッカラの階段状の形から、ギザのような真の四角錐(真正ピラミッド)へと移行する過程で、2つのユニークなピラミッドを建設しました。

  • 屈折ピラミッド (The Bent Pyramid):このピラミッドは、その名の通り途中で傾斜角度が変わる奇妙な形をしています。建設当初は54度という急な角度で造り始められましたが、途中で構造的な不安定さが発覚し、急遽43度という緩やかな角度に変更されたのです 5。この「失敗」の痕跡こそが、古代の技術者たちが未知の工法に挑んだ生々しい証拠と言えます。また、建設当時の滑らかな化粧石が多く残っており、ピラミッドが本来持っていた白い輝きを最もよく伝えています。
  • 赤いピラミッド (The Red Pyramid):屈折ピラミッドでの教訓を活かし、スネフェル王が次に挑戦したのがこのピラミッドです。初めから安定した43度の角度で建設され、史上初の「真正ピラミッド」として見事に完成しました。現在、化粧石はほとんど失われ、内部の石灰岩が赤みを帯びて見えることから「赤いピラミッド」と呼ばれています。この成功が、息子のクフ王によるギザの大ピラミッド建設へと繋がっていくのです。

4-2. 観光客が少ない穴場!静かにピラミッドと向き合える魅力

ダハシュールの最大の魅力は、その静けさにあります。ギザやサッカラに比べて訪れる観光客が格段に少なく、広大な砂漠の中で巨大なピラミッドと一対一で向き合う、という贅沢な時間を過ごすことができます。

屈折ピラミッドと赤いピラミッドはどちらも内部に入ることが可能で、ギザのような混雑はほとんどありません。静寂に包まれた通路を進み、誰もいない玄室に立つ体験は、まるで自分が最初の発見者になったかのような興奮と感動を与えてくれます。

ダハシュールは、単に有名な観光地を巡るのではなく、歴史の謎解きに参加し、古代の偉業を静かに噛みしめたいと願う、真の探求心を持つ旅人にとって最高の場所と言えるでしょう。

5. ピラミッド観光を120%楽しむための実用情報

さあ、いよいよ具体的な旅行計画を立てる段階です。ここでは、ピラミッド観光を心から楽しみ、スムーズな旅を実現するための最新の実用情報をお届けします。

5-1. 【2025年最新版】ピラミッド入場料一覧と注意点

エジプトの観光地の入場料は頻繁に改定され、特に近年は大幅な値上がりが続いています。ここでは、2025年1月時点での最新情報に基づいた料金一覧をまとめました。旅行の予算を立てる際の参考にしてください。

【重要】 2024年11月と2025年1月に大幅な料金改定が実施されました。以下の料金は最新のものですが、渡航前に再度公式情報を確認することをお勧めします。また、多くのチケット売り場では

クレジットカードのみの支払いとなっているため、必ず持参しましょう。

場所 チケットの種類 大人料金 (2025年1月時点) 注意事項
ギザ エリア入場券 700 EGP このチケットで敷地内とスフィンクスを見学できます。
  クフ王ピラミッド内部 1,500 EGP エリア券とは別に購入が必要です。最も高額です。
  カフラー王ピラミッド内部 280 EGP エリア券とは別に購入が必要です。
  メンカウラー王ピラミッド内部 280 EGP エリア券とは別に購入が必要です。
サッカラ エリア入場券 約300~400 EGP 多くの墳墓を見学できます。
  階段ピラミッド内部 別途料金 エリア券とは別に購入が必要です。
ダハシュール エリア入場券 150 EGP このチケットで赤いピラミッドと屈折ピラミッドの内部見学も可能です。

 

5-2. ピラミッド周辺のおすすめレストラン&グルメ

 

ピラミッド観光でお腹が空いたら、ぜひ現地のグルメも楽しんでください。絶景レストランからローカルフードまで、ギザ周辺のおすすめ店をご紹介します。

【ピラミッドビュー・レストラン】

  • 9 Pyramids Lounge: パノラマ・ポイントに位置する新しいレストラン。清潔で、最高の景色を眺めながらエジプト料理を楽しめます。
  • Khufu’s Restaurant: ピラミッドエリア内にある高級レストラン。目の前に迫るピラミッドを眺めながら、優雅な食事体験ができます。
  • KFC/Pizza Hut: スフィンクス前の有名なファストフード店。手頃な価格で絶景を楽しめる、世界一贅沢なロケーションの店舗かもしれません。

【ローカルグルメ】

  • El Gizawy Restaurant: ピラミッドのゲート近くにある、地元の人で賑わうサンドイッチ店。ファラフェル(そら豆のコロッケ)やコフタ(エジプト風ハンバーグ)のサンドイッチが絶品です。
  • Koshary Hekaya: エジプトの国民食「コシャリ」の専門店。ご飯、パスタ、豆にトマトソースとフライドオニオンをかけた、安くて美味しいソウルフードを試してみてください。
  • 必食グルメ「ハマーム・マハシー」と「コフタ」: レストランでは、ぜひエジプト名物にも挑戦を。ハマーム・マハシーは、スパイスで味付けしたお米を鳩に詰めて丸焼きにした料理。鳩の旨味を吸ったライスが絶品です。コフタは、スパイスの効いた牛や羊のひき肉を串焼きにしたもので、日本のつくねとは全く違う、肉々しくジューシーな味わいが楽しめます。

5-3. よくある質問(Q&A)

Q: ピラミッド観光に最適な時間帯は?

A: 暑さと混雑を避けるため、開場と同時に入れる早朝が断然おすすめです。特に夏場は日中の日差しが非常に強いため、午前中の涼しい時間帯に行動するのが賢明です。

Q: どんな服装で行けばいいですか?

A: 歩きやすい靴は必須です。砂地や石畳を長時間歩きます。また、日差しが強いので帽子、サングラス、日焼け止めも忘れずに。肌の露出が少ない、通気性の良い服装が快適です。

Q: 治安は大丈夫ですか?客引きが心配です。

A: 観光エリア内は基本的に安全ですが、ラクダ乗りや土産物の客引きは非常にしつこい場合があります。不要な場合は「ラ、シュクラン(いいえ、ありがとう)」ときっぱり断る勇気が必要です。料金が発生するサービスは、必ず事前に内容と金額を確認・合意してから利用しましょう。

Q: ピラミッドの内部で写真は撮れますか?

A: ルールは頻繁に変わりますが、一般的に内部でのカメラ撮影は禁止されているか、非常に高額なカメラチケットの購入が必要です。スマートフォンでの撮影は許可されている場合もありますが、現場の係員の指示に必ず従ってください。無断撮影が見つかると高額な罰金が科される可能性があります。

6. 【深掘り】なぜピラミッドはナイル川の西岸にだけ存在するのか?

ピラミッドの地図を広げると、ある興味深い事実に気づきます。発見されているピラミッドはすべて、ナイル川の西岸に建てられているのです。これは偶然ではありません。そこには、古代エジプト人の死生観と、驚くべき土木技術の知恵が隠されていました。

6-1. 「死者の都」としての宗教的な理由

最も広く受け入れられている説は、宗教的な理由です。古代エジプトの世界観では、太陽が昇るナイル川の東岸は「生者の世界」、そして太陽が沈む西岸は「死者の世界(ネクロポリス)」と考えられていました。

太陽神ラーが毎日空を旅し、西の地平線に沈んで冥界へと向かうように、ファラオもまた死後、太陽と共に復活するために西岸に墓を構えたのです。これは、永遠の命を信じた古代エジプト人にとって、極めて重要な意味を持つ選択でした。

6-2. 専門家が提唱する驚きの「巨大治水事業」説

近年、この宗教的な理由に加え、一部の土木専門家から非常に興味深い説が提唱されています。それは、ピラミッド群が単なる墓ではなく、ナイル川の流路を安定させるための巨大な治水施設だったというものです。

  • 【問題】ナイル川の脅威: ナイル川の東岸は山岳地帯で安定していますが、西岸のすぐ先には広大なリビア砂漠が広がっています。そのため、ナイル川は洪水のたびに西へ西へと流路を変え、やがては砂漠に消えてしまう危険性を常に孕んでいました。
  • 【解決策】ピラミッドという「重し」: この説によれば、古代エジプト人はナイル川西岸に100基以上ものピラミッドを戦略的に配置しました。これらの巨大な建造物が「重し」となり、毎年の洪水時に水の流れを堰き止め、流れを緩やかにします。すると、上流から運ばれてきた肥沃な土砂がピラミッド周辺に堆積し、長い年月をかけて自然の巨大な堤防が形成されていった、というのです。

この説は、ピラミッドがなぜ砂に埋もれた状態で発見されることが多いのか、という疑問にも明快な答えを与えてくれます。ピラミッドは、ファラオを来世へと導く宗教的なモニュメントであると同時に、ナイルの恵みを守り、エジプト文明そのものを支えるための、壮大な国家インフラ事業だったのかもしれません。この視点を持つと、ピラミッドの姿がまた違った、より力強いものに見えてくるはずです。

7. まとめ:あなたの旅の目的に合ったピラミッドを見つけよう

エジプトのピラミッドは、単一の場所にあるのではなく、それぞれが異なる個性と物語を持つ3つの偉大な遺跡群から成り立っています。

  • ギザで、誰もが知る完璧なピラミッドの圧倒的なスケールと王道の感動を味わう。
  • サッカラで、すべての始まりである階段ピラミッドと、4000年以上前の人々の繊細な芸術に触れる。
  • ダハシュールで、静寂の中、ピラミッドが進化していく過程を目の当たりにし、知的な探求心を満たす。

これらは、ただの観光地ではありません。サッカラからダハシュール、そしてギザへと続くピラミッドの物語は、人類の知恵と情熱が4500年以上の時を超えて私たちに語りかける、壮大な叙事詩です。

ぜひ、この記事を参考にあなたの旅の目的を定め、あなただけのピラミッドを巡る物語を体験しに出かけてみてください。その巨大な石の一つ一つが、きっとあなたの心に忘れられない感動を刻み込んでくれるはずです。

↓こちらも合わせて確認してみてください↓

ロイロノートの使い方

↓YouTubeで動画公開中♪↓

YouTubeアカウントはこちらから

↓TikTokも更新中♪↓

TikTokアカウントはこちらから

↓お得商品はこちらから♪↓

こちら!!