その名が示す、九つの国々
「九州」という地名は、かつてこの地が九つの行政区画、すなわち「国(州)」に分かれていた歴史に由来します。これは約1300年前の律令制で定められたもの。このアプリケーションでは、その歴史的な背景を対話的に探求し、古代の国々が現在の姿にどう繋がっているのかを解き明かします。
インタラクティブマップで見る九つの国
九州という名前の直接の由来となった九つの「令制国」。下のリストから国名をクリックすると、その国が現在のどの地域にあたるのか、地図上でハイライト表示されます。それぞれの国がどのような位置関係にあったのかを視覚的に確かめてみましょう。
令制国リスト
国名を選択してください。
九つの国から、現在の七県へ
明治4年(1871年)の廃藩置県により、古代から続いた「国」は現在の「県」へと再編されました。しかし、その区分は単純なものではありませんでした。下の対話型リストを使って、旧国名と現在の県名がどのように関連しているかを探ってみましょう。片方のリスト項目をクリックすると、対応するもう片方の項目がハイライトされます。
旧国名(令制国)
現在の県
「九州」以前の古代名:筑紫島(つくしのしま)
「九州」という呼称が定着する前、この地は「筑紫島」と呼ばれていました。『古事記』や『日本書紀』では、「体は一つ、顔は四つ」の島として神話的に描かれています。下の図は、その四つの顔とそれぞれの名前、そして対応する地域を表したものです。各エリアにカーソルを合わせると詳細が表示されます。